2020年の菊花賞で無敗の三冠馬となったコントレイルをクビ差まで追い詰め、多くの競馬ファンに強烈な印象を残したアリストテレス。
現役生活に終止符を打った後、「今は元気に過ごしているのかな?」「またあの美しい姿を見ることはできるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
アリストテレスは現在、新しいステージで多くのファンに愛される日々を送っています。
この記事では、2026年現在の彼の居場所や、誘導馬としての活躍、そして現地で会いに行くための具体的な方法を詳しくお伝えします。
この記事を読めば、名馬アリストテレスの「今」の状況が分かり、彼に会いに行く楽しみが見つかるかもしれません。
【この結論まとめ】
- 現在の居場所:兵庫県の阪神競馬場
- 現在の役割:レースの先導を務める「誘導馬」
- 会えるチャンス:阪神競馬場の開催日
アリストテレスは引退して今どこにいる?2026年現在の居場所

もう結論を記載していますが、アリストテレスは現在、兵庫県宝塚市にある阪神競馬場で過ごしています。
2024年6月に競走馬としての登録を抹消した後、彼はJRA(日本中央競馬会)の乗馬として引き取られました。
現在は、レースに出走する馬たちをパドックから本馬場へと先導する「誘導馬」としての訓練を終え、その役割を果たしています。
阪神競馬場で「誘導馬」として第2の馬生をスタート
アリストテレスが新しい住まいに選んだのは、彼自身も現役時代に何度も走った馴染み深い阪神競馬場です。
競走馬を引退した後には、種牡馬や繁殖牝馬、乗馬など、それぞれの適性に応じてさまざまな道があります。
アリストテレスは、その中でも阪神競馬場の誘導馬という道に進みました。
誘導馬とは、いわば競馬場の「顔」であり、多くの観客の前に立ち、興奮する競走馬たちを冷静にリードする重要な役割です。
2026年現在の健康状態と穏やかな日常
アリストテレスは私が2026年4月19日に阪神競馬場で見た限りでは、元気そうな姿を見せていました。
以前よりも和やかな表情になったように見えます。
誘導馬としての役割をこなしながら、競馬場で穏やかな日々を過ごしているようです。
ファンを魅了する美しい馬体の変化
アリストテレスといえば、気品漂う美しい鹿毛(かげ)の馬体が特徴でしたが、年齢を重ねるごとにその深みが増しているように感じます。
現役時代と比べると、競走馬として激しい調教を行っていた頃とは違った、穏やかな雰囲気を感じさせます。
パドックで見せる堂々とした歩き方は、かつての重賞勝ち馬としてのオーラを今なお放っています。
誘導馬としてのデビュー時期と現在の役割
彼は引退後、2024年の夏から約1年の集中的な訓練を行いました(出典:netkeiba)。
そして、2025年9月に本格的に誘導馬としてのデビューを果たしました(出典:阪神競馬場【公式X】)。
現在はしっかりと、パドックで先頭に立ち、後輩馬たちを導いています(後述しますが実際にその姿を見てきました)。
ベテラン誘導馬たちに混じって、落ち着いて業務をこなす姿は、すっかり競馬場の風景の一部となっています。
アリストテレス引退時期とファンの反応

アリストテレスが競走生活に別れを告げたのは、2024年の初夏のことでした。
その時のファンの反応はどのようなものだったのでしょうか。
2024年6月12日にJRA登録を抹消
アリストテレスは、2024年6月12日付で競走馬としての登録を抹消されました。
同年の鳴尾記念(GIII)が最後のレースとなりました。
全盛期の輝きを知るファンにとっては寂しい知らせでしたが、無事に現役生活を終え、第2の馬生へ進んだことは、ファンにとっても喜ばしいことだったのではないでしょうか。
引退前の戦績
2021年1月のAJCC(アメリカジョッキークラブカップ)を制し、2021年5月の天皇賞(春)(GI)で4着、2021年10月京都大賞典(GII)2着となって以降は、なかなか本来の走りが取り戻せず、掲示板(5着以内)に載れないレースが続きました。
引退決断の背景には無理に現役を続けて怪我のリスクを高めるよりも、馬が若くて健康なうちに「第2の仕事」へシフトさせるという、配慮があったのではないかと思われます(公式発表では引退理由が明記されていません)。
引退報道がなされた時にかけられた多くの労いの言葉
アリストテレスの引退報道がなされた時、「さみしくなる」という言葉もありましたが、「お疲れ様でした」といった労いのコメントや「ありがとう」などの感謝の言葉がすごくたくさん寄せられていました。
この後に触れる菊花賞の激走は多くのファンの印象に強く残っている様子もうかがえました。
伝説の2020年菊花賞|コントレイルを追い詰めた歴史的激走

アリストテレスの名を語る上で、決して避けて通れないのが2020年の菊花賞です。
あの日の京都競馬場で見せた「クビ差」の激闘は、今なお多くのファンの語り草となっています。
無敗の三冠を目指す絶対王者コントレイルを相手に、あわやという場面を作ったあのレースを振り返ってみましょう。
クビ差まで迫った菊花賞の激走を振り返る
3000mという過酷な長距離レースの終盤、アリストテレスはコントレイルをマークするように進路を取りました。
直線に入ると、王者に並びかけ、一歩も引かないデッドヒートを展開。
ゴール板を駆け抜けた瞬間、わずか「クビ差」で敗れはしたものの、無敗の三冠達成を目指していたコントレイルを苦しめました。
鞍上ルメール騎手とのコンビが生んだ名シーン
このレースでアリストテレスの背中にいたのは、名手クリストフ・ルメール騎手です。
ルメール騎手の完璧なエスコートと、それに完璧に応えたアリストテレスのスタミナと根性が上手く嚙み合った結果、このような名シーンが生まれたことと思います。
ルメール騎手はレース後、コントレイルをマークしながら最後まで2頭で競り合ったことを振り返り、アリストテレスの健闘を称えていました(ルメール騎手のコメントはこちらのページをご覧ください)。
コントレイルは本当に強かったですが、アリストテレスもGⅠ級の実力を示す走りでした。
誘導馬「アリストテレス」に出会うと思い出す「菊花賞2着」の激走
30年近く数々のレースを目撃してきましたが、あの2020年菊花賞の直線、コントレイルを極限まで追い詰めたアリストテレスの「鬼気迫る勝負根性」は、今思い出しても本当に凄かったと感じます。
絶対王者をあわやというところまで苦しめ大健闘した競走馬が、時を経て、新しくなった阪神競馬場で後輩たちを優しく、そして冷静にリードする「誘導馬」として第2の馬生を全うしている──。
阪神競馬場のパドックで穏やかに歩く彼の姿を見た時、王者を脅かしたシーンが蘇ると同時に、今は競馬場の安全を守る頼れる守護神になっているんだなーと、何か感慨深いような思いに満たされました。
アリストテレスの競走成績と主な勝ち鞍一覧

アリストテレスが駆け抜けた現役生活は、まさに「強豪たちとの激闘の連続」でした。
三冠馬を追い詰めた菊花賞だけでなく、古馬になってからも重賞戦線で存在感を示し続けた彼の足跡を振り返ってみましょう。
【アリストテレスの主な競走成績】
| 年 | レース名 | 着順 |
| 2020年 | 菊花賞(GⅠ) | 2着 |
| 2021年 | AJCC(GII) | 1着 |
| 2021年 | 京都大賞典(GII) | 2着 |
重賞タイトルこそ2021年のAJCCの1つですが、その数字以上にファンの記憶に残るレースが多いのが彼の特徴です。
特に不良馬場の中で力強く突き抜けたAJCCの走りは、彼の高いスタミナと精神力を象徴するものでした。
阪神競馬場でアリストテレスに会いたい!見学・展示情報

リニューアルオープンしてピカピカになった阪神競馬場。スタンドも新しくなりましたが、そこで私たちを迎えてくれるアリストテレスの美しさは変わりません。
レースの先導を務める彼の姿は、私にとっては、新生・阪神競馬場を象徴するような存在に感じられます。
「アリストテレスにまた会いたい!」と願うファンの皆さんにとって、現在の阪神競馬場はまさに聖地と言える場所です。
ただし、誘導馬はあくまで「お仕事」をしている最中ですので、会いに行くにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
競馬場の「お出迎え」での遭遇チャンス

アリストテレスが誘導馬として登場するのは基本的に阪神競馬場でのレース開催日です。
まず最初のチャンスは開門直後にあるかもしれません。
私が2026年4月19日に訪れた時は、その日の誘導馬が厩舎から出てきてウィナーズサークルにやってきてくれました。
上の写真は朝9時前に阪神競馬場に到着し、9時の開門と同時に入場してウイナーズサークルに直行撮影したものです。
距離にして2mほどのところから写真を撮ることができました(もちろん触れることはできません)。
私と同じように開門と同時にウィナーズサークルに直行し誘導馬を見に行った人は20人くらいいました。
このくらいの人数でしたら、私が訪れた日は余裕を持って至近距離から誘導馬を見ることができました。
このようにパドックで競走馬が周回する前の時間帯に、誘導馬たちがやってきて並んでくれる機会に巡り合えた場合(競馬開催日に必ず開門直後にウイナーズサークルにやってきてくれるのかは不明です)はシャッターチャンスの一つになります。
パドックに誘導馬として登場する時に会うチャンス
パドックでは複数の誘導馬が交代で担当するため、アリストテレスが登場するかどうかは当日の運用によります。
2026年4月19日におきましては阪神競馬場の第5レース(3歳未勝利)のパドックでアリストテレスが誘導する姿を見ることができました。
撮影やSNS投稿に関するマナーと注意点
アリストテレスを撮影する際は、馬を驚かせないようフラッシュの使用は厳禁です。
また、誘導馬はレースの安全を守る重要な任務中ですので、大声を出して呼ぶなどの行為も避けなければなりません。
SNSに写真をアップして彼の元気な姿を共有することは、多くのファンにとっての喜びになりますので、ルールを守って楽しみましょう。
実際に見たアリストテレスについて
上の写真からも伺えるのではないかと思いますが、アリストテレスの表情はすごく穏やかで愛くるしさを感じました。
現役時代のレース前などはエキサイトしたような表情をしていたのを記憶していますが、レースという勝負師という仕事と比べると誘導馬という役割は彼にとってすごく恵まれた仕事なのかなーと感じた次第です。
アリストテレスに関連するグッズについて

引退してもなお、アリストテレスのグッズが欲しいという方もいるでしょう。
彼のグッズを今からでも入手したいと思った場合、購入することはできるのでしょうか?
今でも買える?ぬいぐるみやゼッケン販売情報
アリストテレスのぬいぐるみは、かつては販売され人気がありました。
しかしながら、この記事を公開した時点ではJRA公式グッズなどを取り扱う「ターフィーショップオンライン」をはじめネットを検索して調べてみましたが、販売しているという情報はみつかりませんでした。
どうしても手に入れたいという場合は中古品なら手に入るかもしれません。
「メルカリ」や「YAHOO!フリマ」などネット上のフリーマーケットを探してみましょう。
その他、ご参考にですが過去に阪神競馬場のイベントでアリストテレスのグッズが抽選で当たるということもありました。
よくある質問(FAQ)
Q1:アリストテレスに直接触れたり、乗ったりすることはできますか?
A1:アリストテレスは阪神競馬場の誘導馬として仕事をしているため、一般の来場者が自由に触れたり乗ったりすることはできません。私が2026年4月19日に見学した際も、柵の外から写真を撮影する形でした。
Q2:アリストテレスが誘導馬として過ごしている阪神競馬場には、彼の他にも重賞勝ち馬などの実績を持つ有名な誘導馬(先輩・同僚馬)が在籍していますか?
A2:はい、阪神競馬場は競走馬時代に大きな実績を残した“アイドル級・名馬級”の誘導馬が多く集まる競馬場としてファンに知られています。個性的な白毛で親しまれたシロニイをはじめ、重賞勝ち馬であるマテンロウオリオンやハギノアレグリアスなど、現役時代に重賞戦線でファンを湧かせた実力馬たちが勢揃いしています。アリストテレスもそうした豪華な「誘導馬チーム」の一員として、後輩馬たちを落ち着いてリードする大役を務めています。
まとめ
2020年の菊花賞で日本中に衝撃を与えたアリストテレスは、2024年6月に現役を引退し、現在は阪神競馬場で「誘導馬」として活躍しています。
無事に第2の馬生をスタートできたことは、ファンにとっても最大の喜びと言えるでしょう。
彼の穏やかな表情や、誘導馬としての立派な仕事ぶりは、現地を訪れることで今でも直接目にすることができます。
今回のポイントを整理すると:
- 現在は兵庫県の阪神競馬場で誘導馬として活動中
- 2026年現在も多くのファンに親しまれている
- 阪神競馬場の開催日には、パドックやウィナーズサークルで会えるチャンスがある
あの激闘の日々を胸に、今は誘導馬として穏やかに、そして誇り高く歩むアリストテレス。
ぜひ一度阪神競馬場へ足を運び、新しいステージで輝く彼の姿を応援してあげてくださいね。
参考文献・出典
※2024年6月12日の登録抹消、2021年AJCC優勝、およびラストランとなった鳴尾記念の正確な事実関係の裏付け。
※引退後に阪神競馬場にて乗馬・誘導馬として供用されている公式データの確認。
netkeiba「【菊花賞】アリストテレス首差2着 大健闘!王者追い詰めた」
※アリストテレスが2020年の菊花賞でコントレイルを追い詰めた様子の情報源。
コントレイル無敗3冠を首差まで追い詰めた“怪物馬”の現在…アリストテレス
※アリストテレスが誘導馬の訓練を2024年の夏から開始したことや、阪神競馬場には現役時代にアイドル級の人気を誇った誘導馬が多数在籍していることの情報源。
阪神競馬場【公式X】「アリストテレスが誘導馬としてデビュー!」
※2025年9月7日に阪神競馬場の公式Xでアリストテレスが誘導馬デビューを果たしたことが報告される。
※アリストテレスの引退発表時に投げかけられたファンの言葉。



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