ディープインパクトの母として知られるウインドインハーヘアは、2026年現在も北海道で健在です。
1991年2月20日生まれなので、2026年には35歳を迎えました。
「今はどこで暮らしているの?」
「35歳になった現在も元気なの?」
「実際に会いに行くことはできる?」
このように、現在のウインドインハーヘアについて知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ウインドインハーヘアは現在、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで功労馬として繋養されています。
2026年3月に報じられたノーザンホースパークでの様子では、ポニーたちと一緒に放牧され、担当スタッフから「馬にも人にも、とっても優しい性格」と紹介されています。また、朝・昼・夕方・夜の1日4回の食事をきれいに食べることも伝えられています。
さらに筆者自身も2026年8月にノーザンホースパークを訪れ、実際にウインドインハーヘアに会うことができました。
この記事では、2026年現在のウインドインハーヘアの様子、繋養先、見学するときのポイント、競走馬・繁殖牝馬としての歩み、ディープインパクトやブラックタイドにつながる血統まで、順番に整理します。
ウインドインハーヘアの現在|35歳の様子と繋養先・会い方

まずは、現在の情報を簡単に確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1991年2月20日 |
| 2026年の年齢 | 35歳 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 父 | Alzao |
| 母 | Burghclere |
| 競走成績 | 海外13戦3勝 |
| 主な勝ち鞍 | 1995年アラルポカル(GⅠ) |
| 代表的な産駒 | ディープインパクト、ブラックタイドなど |
| 現在の繋養先 | ノーザンホースパーク |
| 現在の案内 | きゅう舎1で暮らす引退競走馬 |
ウインドインハーヘアは、1991年にアイルランドで生まれ、イギリスで競走馬としてデビューしました。
競走馬としての成績は13戦3勝。1994年の英オークスで2着に入り、1995年にはドイツのGⅠ・アラルポカルを制しています。
その後は繁殖牝馬として日本へ渡り、ディープインパクトやブラックタイドなどを送り出しました。
現在は競走馬として走ることも、繁殖牝馬として出産することもありません。
35歳となった現在は、ノーザンホースパークで功労馬として余生を過ごしています。
35歳の現在も健在
ウインドインハーヘアは、2026年2月20日に35歳の誕生日を迎えました。
2026年3月に紹介されたノーザンホースパークでの様子では、ポニーと一緒に放牧されている姿が確認されています。
担当スタッフによると、性格は穏やかで落ち着きがあり、人にも馬にも優しいとのことです。
また、お腹がすくと鳴いてアピールしたり、放牧地でスタッフを見つけると駆け寄ったりする一面も紹介されています。
さらに、毎日の食事は朝・昼・夕方・夜の4回。
高齢になった現在も食事をしっかり食べていることは、現在の様子を知るうえで興味深いポイントです。
ただし、「食欲があるから長生きできた」と単純に結びつけることはできません。
高齢馬の健康は、食事だけではなく、運動、生活環境、日々の健康管理など、さまざまな要素が関係します。
そのため、この記事では食欲を長寿の直接的な原因とは断定せず、「現在も食欲がある」という事実として紹介します。
シンザンの長寿記録にも並んだ35歳
35歳という年齢が注目される理由の一つが、かつて日本競馬で長寿記録として知られたシンザンとの関係です。
ウインドインハーヘアは2026年6月2日に、35歳102日となりました。
この日にシンザンの記録に並んだことが報じられ、その後も年齢を重ねています。
ただし、現在の国内サラブレッドの最長寿記録としては、2019年に40歳81日で亡くなったシャルロット(競走馬名アローハマキヨ)が知られています。
したがって、ウインドインハーヘアについては、
「日本の最長寿記録を更新した馬」ではなく、「35歳を迎え、かつて長寿記録を持っていたシンザンの年齢に並んだ馬」
と整理するのが適切です。
この違いを知っておくと、ウインドインハーヘアの年齢をより正確に理解できます。
現在の繋養先はノーザンホースパーク
現在のウインドインハーヘアが暮らしているのは、北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークです。
2026年10月現在は掲載されていないのですが、以前ノーザンホースパークの公式サイトでは、引退競走馬に会える「きゅう舎」が案内されており、ウインドインハーヘアは「きゅう舎1」で暮らす馬として掲載されていました。
そして実際に私自身が2026年8月16日にノーザンホースパークを訪問した際は「きゅう舎1」にいました。
35歳のウインドインハーヘアはどんな毎日を過ごしている?

ウインドインハーヘアの現在を知るうえで、年齢だけでなく毎日の過ごし方にも注目したいところです。
2026年3月に紹介された内容によると、基本的な1日の流れは次のようになっています(現在も毎日同じスケジュールとは限りません)。
| 時間帯 | 主な過ごし方 |
|---|---|
| 午前6時ごろ | 朝食 |
| 午前9時ごろ~11時ごろ | ポニーたちと放牧 |
| 午前11時ごろ | きゅう舎1の馬房へ戻る |
| 昼以降 | 食事、手入れ、来園者に姿を見せるなど |
| 朝・昼・夕方・夜 | 1日4回の食事 |
この生活から分かるのは、35歳になった現在も、食事をしながら、外に出て、ほかの馬たちと過ごす時間が設けられているということです。
特に興味深いのが、ポニーたちとの関係です。
ポニーたちと一緒に放牧
ウインドインハーヘアは、ノーザンホースパークでポニーたちと一緒に放牧されています。
担当スタッフの話では、ポニーの放牧が遅れたり、仲間の馬がいなかったりすると、心配して探し回ることがあるそうです。
ポニー同士でけんかが始まったときには、間に入って仲裁することもあるとのこと。
こうしたエピソードから、現在のウインドインハーヘアは単に「長生きしている馬」というだけではなく、仲間の馬を気にかける存在でもあることが分かります。
もちろん、こうした行動だけで馬の性格を人間の言葉に置き換えることはできません。
それでも、担当者から「穏やかで落ち着きのある馬」「馬にも人にも優しい」と紹介されていることを考えると、現在の彼女の魅力を知るうえで興味深いエピソードです。
1日4回の食事をきれいに完食
もう一つ注目したいのが食事です。
2026年3月の記事では、ウインドインハーヘアは朝・昼・夕方・夜の1日4回の食事をきれいに完食していると紹介されています。
35歳という年齢を考えると、現在も食事をしっかり取っていることはファンにとってうれしい情報でしょう。
ただし、高齢馬の食事は個体の状態に合わせた管理が必要です。
「35歳でも食べれば元気になれる」といった単純な話ではなく、長年にわたる飼養管理の中で、現在の体調に合わせて食事や生活が管理されていると考えるのが自然です。
ウインドインハーヘアに会える?ノーザンホースパークでの見学ポイント

「ディープインパクトのお母さんに実際に会ってみたい」という方もいるでしょう。
ウインドインハーヘアは、一般の来園者が見学できるノーザンホースパークで暮らしています。
ノーザンホースパークの「きゅう舎1」に行けば、会える可能性は高いと思いますが「絶対に会える」と言い切れない点は念頭に置いておく必要はあるでしょう。
例えばまた、2026年3月の「netkeiba」の記事では、ウインドインハーヘアが「パドック2」でポニーたちと一緒に過ごす様子が紹介されています。
そのため、訪問した時間によっては、「きゅう舎1」で姿を見られない可能性があります。
見学前に確認したいポイント
ウインドインハーヘアを見に行く場合は、次の点を認識しておきましょう。
- ノーザンホースパークの営業日・営業時間を確認する
- 競走馬のふるさと案内所のサイトでウインドインハーヘアがノーザンホースパークにいるかを確認する
- 当日の天候や馬の体調によって変更される可能性を考える
- 馬を驚かせるような大声を出さない
- フラッシュ撮影など、馬の負担になる行為を避ける
- 現地スタッフの案内や注意事項に従う
- 「会いに行くこと」よりも、馬が落ち着いて過ごせることを優先する
特に35歳という高齢であることを考えると、見学者側が静かに見守ることが大切です。
2026年8月、実際にウインドインハーヘアを見てきました

ここでは、一般的な公開情報とは分けて、筆者自身の体験を紹介します。
私は2026年8月、ノーザンホースパークを訪れ、実際にウインドインハーヘアを見ることができました。
そのときに撮影した写真がこちらです。

35歳になった現在の姿を実際に見ると、ディープインパクトの母として競馬史を彩った馬を目の前にしているという不思議な感覚がありました。
ただ、ここで注意したいのは、短時間見ただけで「性格がこうだ」と断定することはできないということです。
筆者が現地で確認できたのは、あくまでそのときのウインドインハーヘアの姿です。
一方で、公開されている担当者の話では、ウインドインハーヘアは人にも馬にも優しく、ポニーたちを気にかける穏やかな馬とされています。
その情報を知ったうえで実際の姿を見ると、長年にわたって多くの人に大切にされてきた理由が少し分かったように感じました。
ウインドインハーヘアは何歳まで競走馬・繁殖牝馬だった?

現在の姿だけでなく、ここまでの歩みを知ると、ウインドインハーヘアがなぜ特別な存在なのかが分かります。
競走馬時代は13戦3勝
ウインドインハーヘアは1991年2月20日にアイルランドで生まれました。
競走馬時代は13戦3勝。
主な成績を見ると、1994年の英オークスで2着、1995年のヨークシャーオークスで3着、そして1995年のアラルポカルでGⅠを制しています。
| 年 | レース | 成績 |
|---|---|---|
| 1994年 | 英オークス(GⅠ) | 2着 |
| 1995年 | アラルポカル(GⅠ) | 1着 |
| 1995年 | ヨークシャーオークス(GⅠ) | 3着 |
アラルポカルは芝2400mで行われたドイツのGⅠです。
つまりウインドインハーヘアは、単に「ディープインパクトの母だから有名になった馬」ではありません。
自身も海外GⅠを勝った競走馬だったという点は、知っておきたいポイントです。
ウインドインハーヘアの繁殖生活とディープインパクト

競走馬を引退した後、ウインドインハーヘアは繁殖牝馬となり、日本へ輸入されました。
その後、ノーザンファームで繁殖生活を送り、数々の産駒を残しています。
その中でも特に大きな存在となったのが、ブラックタイドとディープインパクトです。
| 産駒 | 父 | 主な実績・特徴 |
|---|---|---|
| ブラックタイド | サンデーサイレンス | スプリングS(GⅡ)優勝、種牡馬 |
| ディープインパクト | サンデーサイレンス | 無敗のクラシック三冠、GⅠ7勝 |
| オンファイア | サンデーサイレンス | 種牡馬入り |
| レディブロンド | Seeking the Gold | 繁殖牝馬として活躍 |
| レスペランス | キングカメハメハ | 2012年に生まれた最後の産駒 |
ウインドインハーヘアは、2012年に生まれたレスペランスを最後に繁殖生活を終えています。
ブラックタイドからキタサンブラックへ
ブラックタイドは競走馬としてスプリングS(GⅡ)を勝ち、その後は種牡馬となりました。
そしてブラックタイドの代表産駒として知られるのが、キタサンブラックです。
つまり血統をたどると、
ウインドインハーヘア
↓
ブラックタイド
↓
キタサンブラック
というつながりがあります。
そして更にキタサンブラックは種牡馬としても活躍しています。
このように見ると、ウインドインハーヘアの存在は、ディープインパクトだけでなく、複数の世代を通じて現在の競馬につながっていることが分かります。
ウインドインハーヘアは「ディープインパクトの母」だけではない

ウインドインハーヘアについて調べると、「ディープインパクトの母」という説明を最初に目にすることが多いでしょう。
もちろん、それは彼女を語るうえで非常に重要な事実です。
しかし、経歴を整理すると、それだけではありません。
ウインドインハーヘア自身が海外GⅠを勝った競走馬であり、その後に繁殖牝馬として多くの産駒を残したという二つの面があります。
さらに現在は、35歳になってもノーザンホースパークで暮らし、多くの来園者にその姿を見せています。
そのため、ウインドインハーヘアの魅力は次の4点に整理できます。
- 自身が海外GⅠを勝った競走馬
- ディープインパクトの母
- ブラックタイドを通じてキタサンブラックにもつながる血統
- 35歳になった現在もノーザンホースパークで暮らしている
「ディープインパクトのお母さん」という入口から興味を持った方でも、ここまで知ると、より深くウインドインハーヘアの歴史を楽しめるのではないでしょうか。
まとめ|ウインドインハーヘアは35歳の現在もノーザンホースパークで健在
ウインドインハーヘアは、2026年に35歳を迎えました。
北海道苫小牧市のノーザンホースパークで功労馬として繋養され、2026年に公開された情報では、ポニーたちと一緒に放牧されたり、1日4回の食事をしっかり食べたりする様子が伝えられています。
また、2026年6月2日には35歳102日となり、かつて長寿記録で知られたシンザンの年齢に並びました。
そして私自身2026年8月16日に「きゅう舎1」で会ってきました。
今回の記事のポイントをまとめると、次のとおりです。
ウインドインハーヘアの現在
- 2026年で35歳
- 北海道苫小牧市のノーザンホースパークで暮らしている
- ポニーたちと一緒に過ごす時間がある
- 1日4回の食事をきれいに食べていると紹介されている
- 担当者からは、人にも馬にも優しく、穏やかな性格と紹介されている
- 2026年8月には、筆者自身も現地で姿を見ることができた
そして、彼女の競走馬としての実績にも目を向けると、1995年のアラルポカル(GⅠ)を勝った実力馬でした。
その後、繁殖牝馬としてディープインパクトやブラックタイドなどを送り出し、現在の日本競馬にもつながる血統を残しています。
だからこそ、ウインドインハーヘアは単に「長生きしている元競走馬」ではありません。
自身もGⅠを勝ち、偉大な競走馬を産み、そして35歳となった現在も多くの人に見守られている。
それが、ウインドインハーヘアという馬の大きな魅力なのだと思います。
ノーザンホースパークを訪れる際には、現在の見学案内や馬の体調などを確認したうえで、無理に近づいたり驚かせたりせず、静かにその姿を見守りたいですね。
参考情報・出典
- JBISサーチ「ウインドインハーヘア 主な競走成績」
→ ウインドインハーヘアの競走馬時代の成績の根拠。 - 2026年3月・netkeiba「35歳ウインドインハーヘアの現在」
→ 2026年3月のウインドインハーヘアの「パドック2」での様子の情報源。 - 日刊スポーツ「ウインドインハーヘアが生誕35歳102日、あのシンザンに並ぶ」
→ 2026年6月2日に35歳102日となり、かつて長寿記録で知られたシンザンの年齢に並んだ情報源。



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