アスコリピチェーノは、2023年の阪神ジュベナイルフィリーズと2025年のヴィクトリアマイルを制した名牝です。
一方で、競走成績だけでは分からない「どんな性格の馬だったのか」が気になるファンも多いでしょう。
実際のコメントを追っていくと、アスコリピチェーノは「気持ちは強いのに、普段は大人しい」という二面性を持った馬だったことが分かります。
さらに、2歳時から年齢を重ねるにつれて精神面が成長し、レースで安定して力を出せるようになった点も見逃せません。
この記事では、調教師や騎手らが語った内容をもとに、アスコリピチェーノの性格を具体的なエピソードから整理します。
【この記事の結論】
- アスコリピチェーノは気持ちが強い一方、普段は大人しく落ち着いた馬でした。
- 調教と普段の生活では、オンとオフを切り替えるような一面が見られました。
- 2歳時から精神面が成長し、レースで安定して力を出せていました。
- 強い気性は扱いにくさではなく、集中力や勝負強さにつながったと考えられます。
- 2026年5月に競走馬登録を抹消され、ノーザンファームで繁殖馬となる予定です。
アスコリピチェーノの性格は「気が強いのに普段は大人しい」が特徴

アスコリピチェーノの性格を一言で表すなら、「気持ちは強いが普段は大人しい馬」と整理するのが分かりやすいでしょう。
黒岩陽一調教師は、アスコリピチェーノについて気持ちの強さを評価する一方、普段の様子は大人しいと語っています。
この二面性こそが、アスコリピチェーノの性格を理解するうえで最も重要なポイントです。
【性格の早見表】
| ケース | アスコリピチェーノの様子 |
|---|---|
| 調教・飼い葉 | キリッとした強さを見せる |
| 普段の生活 | 大人しく落ち着いている |
| レース | 集中して末脚を発揮する |
(出典:ラジオNIKKEI)
気性の強さと大人しさを併せ持つ性格
競走馬について「気が強い」と聞くと、普段から興奮しやすかったり、人を手こずらせたりする姿を想像するかもしれません。
しかし、アスコリピチェーノについては、そのイメージだけで捉えるのは適切ではありません。
調教師のコメントからは、内面に強い気持ちを持ちながら、日常生活では落ち着いて過ごせるタイプだったことがうかがえます。
つまり、「気持ちが強い」という性質と「普段は大人しい」という性質は、決して矛盾していません。
むしろ、必要な場面では気持ちを前面に出し、それ以外では落ち着いていられることが、競走馬としての強みに結びついたと考えられます。
2歳時から見られた気持ちの切り替え
アスコリピチェーノは2歳時から、レースに向けて気持ちを作る能力を見せていました。
新馬戦から重賞、そして阪神ジュベナイルフィリーズへと進むなかで、単純に気性が激しいだけの馬ではないことが明らかになっていきます。
特に素晴らしかったのは、レースでは高い集中力を見せながら、普段は落ち着いていられる点です。
競走馬にとって、レースで気持ちを出すことと、普段から興奮していることはまったく別の性質です。
アスコリピチェーノの場合は、その切り替えができることが精神面の強さにつながっていたと見ることができます。
成長後もオン・オフを調教と普段の生活とで変えることができていた
2歳を過ぎ、成長後もアスコリピチェーノの魅力は、競走馬としての「オン」と日常生活での「オフ」が比較的はっきりしていたところにもあります。
調教やレースでは強い気持ちを見せる一方、厩舎での普段の姿は大人しいという評価でした。
競走馬として必要な場面ではスイッチを入れ、必要のない場面では余計なエネルギーを使わないタイプだったと考えられます。
そのため、アスコリピチェーノの性格を語る際には、「気が強い」という一つの言葉だけで判断することはできません。
アスコリピチェーノの気性はなぜ「強い」と言われるのか

アスコリピチェーノの気性の強さは、扱いにくさというより、競走馬としての芯の強さに近いものだったと考えられます。
調教やレースで気持ちをしっかり保てたことが、最後まで脚を伸ばす競走能力にもつながっていました。
気持ちの強さは調教時に表れる
アスコリピチェーノは、調教時にも自分から走ろうとする気持ちの強さを見せる馬でした。
競走馬にとって、調教で前向きに走ることは重要な能力の一つです。
ただし、前向きさが強すぎると、力んでしまったり、騎手の指示を待てなくなったりすることがあります。
その点、アスコリピチェーノは強い気持ちを持ちながら、レースでは折り合いをつけて走ることができました。
「気持ちが強いのに、それをコントロールできる」というところに、アスコリピチェーノの精神面における大きな特徴があります。
父ダイワメジャーから受け継いだ気性
アスコリピチェーノの父は、マイルを中心に活躍したダイワメジャーです。
ダイワメジャーは自身も勝負根性を見せた競走馬であり、その血がアスコリピチェーノにも受け継がれたように感じられます。
もちろん、競走馬の性格を血統だけで決めることはできません。
母アスコルティから受け継いだ血統や育成環境、調教、個体差なども関係するため、「父がダイワメジャーだから気性が強い」と単純化することは避けるべきでしょう。
ただ、前向きに勝負に向かう気持ちは、アスコリピチェーノの競走能力を考えるうえで興味深い特徴です。
「気が強い」と「扱いにくい」は別の話
競走馬の性格を考える際には、「気が強い」と「気性が悪い」を同じ意味にしないことが重要です。
気持ちが強い馬でも、騎手の指示に従い、レースで自分の力を発揮できれば大きな武器になります。
アスコリピチェーノはまさにそのタイプとして見ることができます。
実際、2歳から古馬になっていく過程でも大きく崩れることなく、GⅠを含む重賞戦線で安定して結果を残しました。
強い気持ちを持ちながら、それを競走に向けられる精神的なコントロール能力があったと考えると、性格面が競走能力を支える一要素だったと考えられます。
アスコリピチェーノは2歳から精神面で成長していた

アスコリピチェーノは、デビュー直後から完成された精神状態だったわけではありません。
レース経験を積むにつれて落ち着きが増し、気持ちをコントロールしながら走れるようになったことが、その後の安定した成績につながりました。
2歳時は気持ちが高ぶる場面もあった
2歳馬は、競馬そのものに慣れていないことも多く、精神的に完成していないのが一般的です。
アスコリピチェーノも例外ではなく、デビュー当初からすべてを完璧にこなしていたわけではありません。
それでも、レースを重ねるにつれて経験を吸収し、競馬に対する対応力を高めていきました。
そして2歳女王となった阪神ジュベナイルフィリーズでは、最後まで集中力を保って走り切りました。
特に重要なのは、若い時期から勝利を重ねても、その成功によって精神的に不安定になることなく、次のレースへ進めた点です。
新馬戦以降に落ち着きと食欲が向上
アスコリピチェーノについては、精神面の成長を考えるうえで、普段の生活にも注目できます。
馬が環境に慣れ、食欲が安定することは、競走生活を送るうえで重要な要素です。
食事をしっかり取って休み、調教では力を出すというリズムを作れる馬ほど、長い競走生活を安定して過ごしやすくなります。
アスコリピチェーノも、レースだけでなく日常生活を含めて精神的な安定を身につけていったと考えられます。
阪神ジュベナイルフィリーズでは安定感が際立った
2023年の阪神ジュベナイルフィリーズは、アスコリピチェーノの精神面を語るうえで重要なレースです。
2歳牝馬にとって初めて経験するGⅠという大舞台でも、極端に気持ちを高ぶらせることなく、自分の走りを発揮しました。
直線では末脚をしっかり伸ばし、後続を抑えてGⅠ初制覇を達成しています。
若い牝馬にとって、GⅠという大舞台で力を出し切るには、身体能力だけでなく精神面の安定も欠かせません。
この勝利は、アスコリピチェーノが早い段階から高い集中力を持っていたことを示す代表的な実績といえるでしょう。
アスコリピチェーノの性格はレースでどう生きたのか

アスコリピチェーノの性格は、単なる「かわいらしい個性」ではなく、実際のレースパフォーマンスにも表れていました。
落ち着いてレースへ入り、必要なところで闘争心を発揮できることが、安定した末脚を支える要素になったと考えられます。
中団で折り合える精神的な安定感
アスコリピチェーノは、前へ行って押し切るタイプではありませんでした。
レースでは中団付近から流れに乗り、直線で末脚を伸ばす競馬を得意としていました。
このような走りをするためには、序盤から自分の気持ちだけで走らず、騎手の指示を待つ必要があります。
特にマイル戦では、序盤から力んでしまえば最後の直線で伸びるための余力を失ってしまいます。
それでもアスコリピチェーノが長く良い脚を使えた背景には、気持ちの強さだけでなく、それを抑える精神的な安定感もあったと考えられます。
直線で集中力を発揮する末脚
アスコリピチェーノの大きな武器は、最後の直線で見せる鋭い末脚です。
レース前半で必要以上に消耗せず、勝負どころでスッと反応できることが、持ち味を生かすポイントでした。
ここでも「気持ちが強い」という性格が、単純な前進気勢ではなく、勝負どころでの集中力として表れています。
レース中ずっと興奮しているのではなく、ゴールへ向けて気持ちを高められる点が重要です。
その意味では、アスコリピチェーノの精神面は、スピードや瞬発力を引き出すための土台になっていたと見ることができます。
GⅠ2勝につながった精神面の強さ
アスコリピチェーノは、2023年の阪神ジュベナイルフィリーズに続き、2025年にはヴィクトリアマイルも制しています。
2歳時と古馬になってからの両方でGⅠを勝ったことは、精神面の安定性を考えるうえでも興味深い実績です。
若い時期だけ勢いで走る馬ではなく、年齢を重ねても高いレベルのレースを続けられたからです。
もちろん、GⅠ勝利は能力、展開、騎手、調教など複数の要素によって生まれるものです。
そのうえで、環境や相手が変わっても自分の走りを崩さなかった点は、アスコリピチェーノの精神的な強さを示す材料の一つといえるでしょう。
【性格と走りの関係】
| 性格面 | レースでの特徴 |
| 落ち着き | 中団でリズムを保ちやすい |
| 気持ちの強さ | 直線で最後まで伸びる |
| 切り替えの上手さ | 調教と実戦で集中できる |
アスコリピチェーノの性格は年齢とともに変わったのか?

アスコリピチェーノの精神面は、2歳時から完成していたというより、競馬を経験するなかで安定感を増していったと見るのが自然です。
特に、若馬から古馬へ成長するにつれて、強い気持ちを競走へ向ける能力が高まっていったことがポイントです。
2歳時は強い気持ちをコントロールする段階
2歳時のアスコリピチェーノには、若い牝馬らしい活気がありました。
その一方で、競走馬として必要な落ち着きも備えており、レースを経験することでさらに対応力を高めていきました。
阪神ジュベナイルフィリーズを勝った時点で、すでに2歳牝馬としては非常に高い完成度を見せていたことは確かです。
ただし、その後の成長を考えると、この時点が精神面の完成形だったとはいえません。
競馬を何度も経験することで、レース前後の過ごし方や走るときの気持ちの作り方も成熟していったと考えられます。
3歳時には落ち着きと操縦性が向上
3歳になると、クラシック戦線を含めて経験するレースのレベルも上がります。
周囲の馬やレース展開も複雑になり、単純な能力だけでは結果を残しにくくなります。
そのなかでもアスコリピチェーノは、マイル路線を中心に高い安定感を示しました。
北村宏司騎手も、桜花賞を前にしたコメントで落ち着いていることや、気持ちを保ちながら走れていることに触れています。
このような評価からも、若い頃の前向きな気持ちが、年齢とともにコントロールされるようになっていった様子がうかがえます。
4歳以降の実績も精神面が安定していた証?
4歳以降のアスコリピチェーノは、経験を積んだ競走馬としての落ち着きをさらに身につけたと思われます。
2025年にはヴィクトリアマイルを制し、2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズ以来となるGⅠ2勝目を挙げています。
2歳時と古馬時代では、馬を取り巻く環境も競走相手も大きく異なります。
それでもGⅠという大舞台で結果を出せたことは、長期間にわたって高い集中力を維持できたことの証明ともいえます。
強い気持ちを持ちながら、それを必要な場面だけで発揮する性格が、年齢を重ねても維持されていたのでしょう。
アスコリピチェーノの「大人しい一面」が分かるエピソード

レースで見せる勝負強さだけを見ていると、アスコリピチェーノは常に気を張っている馬のようにも感じられます。
しかし、関係者のコメントをたどると、日常生活ではむしろ穏やかな一面を持っていたことが分かります。
普段は大人しくかわいらしい性格
アスコリピチェーノについて特に印象的なのが、「普段は大人しい」という評価です。
GⅠを勝つほどの競走馬であれば、厩舎でも常にピリピリしているように思えるかもしれません。
しかし、実際には競走時とは違った穏やかな姿を見せていました。
このギャップが、アスコリピチェーノの性格をより魅力的に感じさせる部分でもあります。
強い競走能力を持ちながら、普段は落ち着いて人間と接することができる馬は、関係者から見ても扱いやすい面を持っています。
飼い葉をしっかり食べられる安定感
競走馬にとって、調教と同じくらい重要なのが食事と休養です。
どれほど能力が高くても、環境の変化や精神的なストレスで食欲を失えば、コンディションを維持することは難しくなります。
アスコリピチェーノについては、普段の生活で落ち着きを保てることが強みとして語られてきました。
こうした日常面の安定は、レースで力を出すための土台になります。
「気持ちが強い」という言葉だけではなく、普段の生活まで含めて見ると、アスコリピチェーノの精神面の特徴がより分かりやすくなります。
遠征や環境変化にも対応できた精神力
競走馬はレースへ出走するたびに、輸送、馬房、競馬場の雰囲気、周囲の馬など、さまざまな環境変化を経験します。
特にGⅠでは、多くの関係者や観客が集まり、普段とは異なる緊張感があります。
そうした環境でも結果を残すには、身体能力だけでなく精神面の安定が欠かせません。
アスコリピチェーノが2歳から古馬まで重賞戦線で活躍できたことを考えると、環境の変化に対応する力も高かったと考えられます。
実際に次の「【桜花賞】栗東レポート」では黒岩調教師がアスコリピチェーノを「環境への順応は早く」と評価しています。
【場面別の性格】
| 場面 | 見られた特徴 |
| 普段 | 大人しく落ち着いている |
| 飼い葉 | 食欲が安定している |
| 遠征・調教 | 気持ちを保って対応する |
(出典:ラジオNIKKEI、スポーツナビ)
アスコリピチェーノの性格を競走成績から読み解く

性格は目に見える数値ではないため、競走成績だけから断定することはできません。
ただし、長期間にわたって安定した走りを見せた事実と関係者のコメントを重ねることで、精神面の特徴を推測する材料にはなります。
12戦6勝という安定した競走実績
アスコリピチェーノは2026年5月の引退までに12戦6勝という成績を残しました。
そのなかには阪神ジュベナイルフィリーズとヴィクトリアマイルという2つのGⅠ勝利が含まれています。
単に勝利数が多いだけでなく、2歳から古馬までトップクラスのレースに出走し続けた点も重要です。
競走馬は年齢や環境によって精神状態が変化することがあります。
そのなかで長く高いパフォーマンスを維持したことは、身体能力とともに精神面の安定性も高かった可能性を示しています。
阪神ジュベナイルフィリーズで示した集中力
2023年の阪神ジュベナイルフィリーズは、アスコリピチェーノの性格を考えるうえで象徴的なレースです。
2歳牝馬にとってGⅠは、それまでとはまったく違う舞台です。
それでも、道中で大きくリズムを崩すことなく、最後の直線でしっかりと脚を伸ばしました。
この勝利から読み取れるのは、「気持ちが強いから最初から飛ばす」というタイプではなく、必要な場面まで集中力を保てるタイプだったということです。
その意味で、性格面の強みとレースでの末脚には一定の関連性があったと考えられます。
ヴィクトリアマイルで発揮した勝負強さ
2025年のヴィクトリアマイルは、アスコリピチェーノが古馬になってから見せた大きな成果です。
2歳時のGⅠ勝利から時間が経っても、マイルの一線級で勝ち切るだけの集中力と勝負根性を維持していました。
若い頃だけ能力を発揮するタイプではなく、年齢を重ねても精神面を含めた総合力を保っていたことが分かります。
「気持ちは強いが、普段は大人しい」という性格は、競走時にだけ強くスイッチを入れられる点に特徴があります。
ヴィクトリアマイルでの勝利も、その精神的な強さが発揮された一例として見ることができます。
アスコリピチェーノの引退とどこで繁殖入りするのか

アスコリピチェーノは2026年5月22日に競走馬登録を抹消され、競走馬としての生活を引退しました。
JRAの発表では、今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定とされています。
2026年5月22日に競走馬登録を抹消
アスコリピチェーノの競走馬登録が抹消されたのは2026年5月22日です。
これによって、阪神ジュベナイルフィリーズとヴィクトリアマイルを制した競走生活に区切りがつきました。
2歳時からGⅠ戦線で活躍し、古馬になってからもGⅠを勝った実績を考えれば、非常に価値の高い繁殖入りといえます。
今後は「競走馬としてどれだけ走れるか」ではなく、「母としてどのような産駒を送り出すか」に注目が集まることになります。
ラストランとなったレース

アスコリピチェーノがラストランとなったのは2026年4月11日に行われた阪神牝馬ステークスでした。
この日幸いにも筆者は阪神競馬場に出向きパドックで上の写真を撮影致しました。
落ち着きがあり凛々しい雰囲気を感じましたが、2番人気に押されながらも10頭中10着という残念な結果になりました。
ファンからは「気になる下がり方だったな」「脚の故障か?」「最下位とは何起きた?」など様々な心配する声が上がりましたが、その4日後の4月15日の精密検査で臀筋繊維の損傷による内出血が判明しました。
今後はノーザンファームで繁殖馬となる予定
JRAの発表によると、引退後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定です。
ノーザンファームは、数多くのGⅠ馬を送り出してきた日本を代表する競走馬生産牧場です。
アスコリピチェーノ自身もノーザンファーム生産馬であり、同牧場で次の役割を担うことになります。
現役時代に見せた身体能力だけでなく、精神面の安定性や前向きさが、産駒へどのように伝わるのかも今後の注目点です。
性格面の強みは母としても注目される
繁殖牝馬としての評価を考える際、競走成績だけでなく、母自身がどのような競走馬だったのかも重要な材料になります。
アスコリピチェーノはGⅠを2勝しているため、血統面と競走能力の両方で高い評価を受けることが期待されます。
さらに、気持ちの強さと普段の落ち着きを併せ持っていた点も興味深いところです。
もちろん、性格がそのまま産駒へ遺伝するとは限りません。
それでも、強い競走能力を発揮しながら精神面でも安定していた牝馬だけに、どのような産駒を送り出すのかは大きな注目材料になるでしょう。
【現在の基本情報】
| 項目 | 内容 |
| 生年月日 | 2021年2月24日 |
| 引退 | 2026年5月22日 |
| 引退後 | ノーザンファームで繁殖馬となる予定 |
(出典:JRA、JBISサーチ)
まとめ
アスコリピチェーノは気持ちが強い一方、普段は大人しく落ち着いた馬でした。
調教と普段の生活でも、オンとオフを切り替えるような一面が見られました。
このような性質は2歳時から備わっており、レースで安定した力の発揮に繋がりました。
今後は競走馬としてではなく、繁殖牝馬としてどのような血統を次世代へつなぐのかにも注目したいところです。
よくある質問(FAQ)
Q1:アスコリピチェーノはなぜ2026年に現役を引退したの?
A1:上記記事内で少し触れていますが2026年4月11日の阪神牝馬ステークス後に左臀部の腫れが確認され、精密検査で臀筋繊維の損傷による内出血が判明しました。その後、ノーザンファームで経過観察が行われましたが、左後肢の筋肉が落ち、骨盤を骨折している可能性も否定できない状態となりました。復帰までかなりの時間を要するとの獣医師の判断を受け、関係者が協議した結果、2026年5月22日に引退と繁殖入りが決まりました。
Q2:アスコリピチェーノの名前にはどんな意味があるの?
A:「アスコリピチェーノ」は、イタリア中部の都市名です。JRAの競走馬情報でも、馬名の意味は「イタリアの都市名」とされています。
Q3:アスコリピチェーノは2023年度のJRA賞で何を受賞したの?
A3: アスコリピチェーノは、2023年度のJRA賞で「最優秀2歳牝馬」に選出されました。2023年度は3戦3勝の成績を残し、新馬戦、新潟2歳ステークス、阪神ジュベナイルフィリーズをすべて勝利しています。特に阪神ジュベナイルフィリーズでは、2歳牝馬の頂点を決めるGⅠを制覇したことが大きく評価されました。記者投票では295票中163票を獲得し、2位のレガレイラの132票を上回って最優秀2歳牝馬に選ばれています。なお、受賞騎手は北村宏司騎手、調教師は黒岩陽一調教師、生産者はノーザンファームです。
参考文献・出典
- JRA「アスコリピチェーノの競走馬登録抹消」
※アスコリピチェーノが2026年5月22日に引退となったことの裏付け情報。 - JBISサーチ「アスコリピチェーノ」
※アスコリピチェーノの戦績の裏付け情報。 - ラジオNIKKEI「〖新潟2歳S〗美浦レポート アスコリピチェーノ」
※アスコリピチェーノの性格に対する黒岩調教師のコメントの裏付け情報。 - ラジオNIKKEI「〖桜花賞〗美浦レポート アスコリピチェーノ(北村宏司騎手)」
※アスコリピチェーノの性格に対する北村宏司騎手の評価の裏付け情報。 - スポーツナビ「〖阪神JF〗『注文がない』無欠の2歳女王アスコリピチェーノ」
※黒岩調教師がアスコリピチェーノの性格に触れている情報源。 - GⅠ馬がまさかの最下位撃沈にファン沈痛
※アスコリピチェーノ最後のレースとなった阪神牝馬ステークスで最下位になった時のファンの心配する声の情報源。
※出典は執筆時点で確認できた情報に基づいています。


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